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ラヴ 友愛 短歌12


ビー玉を透かして見上げたキラキラの世界のように輝いた恋

かけがえのない君という存在がいたからこその恋だった

壊れたら元に戻らぬこと知ってこの手で壊した僕の恋

ほんのりと苦く甘くて口溶けて君との恋はチョコレート

君の目に映った僕の泣き笑いずっと記憶に残れと祈る

痛むのは刺さった棘が抜けぬまま壊れた心を抱き眠るから

本当はザックリ深く疵付いているのに言えずまた疵創る

ギチギチと心の軋む音がするけれど君には聞こえないんだね

街角で貰った銀の風船に想いを託し空へと放つ

僕だけが見つけた大事な宝物月下に咲いた君という花

疑って生きることほど容易くて信じることが出来ないままで

卑怯だよ切り札みたいに「愛してる」使わないでよ聞きたくないよ

右側がふと淋しくて振り返る君はいないと分かっているのに

もし君の気持ちが√だったなら割り切れないのも頷ける

無理をして苦い珈琲飲む君の横顔愛しく思っていたよ

ぼんやりと紫煙の流れ行く空(くう)を見つめる真夜中僕は独り

冷め切った珈琲一気に飲み干した君への未練断ち切るために

走り出すそうすることで僕の手が夢を掴むと信じたいから

伝えたい言葉を喉の奥底に飲み込んだまま眉をひそめた

君の愛今更どうして信用するのあれほど僕を裏切ったのに

僕からの愛が重荷と知ってても止められなかったこの想い

君が吐く些細な嘘の積み重ね気付いてないと思っているの

本当は自分の心も分からない歩むむべき道見失ったまま

揺れている小さな野草儚げで僕にとっての君のようだね

こんなことばかりと溜息ついていた自分で幸せ逃がしてた

杏飴片手に君が境内を歩く夏の夜忘れ難しと

恋い焦がれ募る想いは幾許か君知らぬ間に愛へと変わる

自らのココロ偽り生きるのは辛いことだと知っていますか

いつだって君を想って生きている叶わぬ恋を抱いてる

寂寥を鬱々抱えて夜を過ごす独りぼっちが苦しいよ

しゅわしゅわに弾けて炭酸ソォダ水僕の心も弾むといいな

気が付けば君への想い真っ直ぐに冷気と共に透き通る冬

風花が舞い散る天を振り仰ぎこの瞬間の君を想う日

恋なんて考え考えするものじゃないんだだからもう終わりだよ

心にもテトラポッドがあればいいそれほど僕は弱いです

自らをかっこわるいと言わないで僕が愛した君なんだから

空見上げ飛行機雲を追いかけた君の所まで連れて行ってと

寒いねと呟き君の背に耳を寄せて鼓動に安寧を得る

薄闇を君だけ頼りに歩いてたその君の手が嘘だと知らずに

裏切りに嘔吐し続けた僕の心情君に分かるわけない

疵付いてないふりをして生きることもう出来ません心歪んで

知ってるよ君が心配してるのは僕ではなくて自己保身

もし…なんて仮定の話はしたくないどう足掻いても今が現実

身動きが取れなくなっていく僕は全てを捨ててしまうのかもね

秋祭り金魚すくいに夢中だね君の横顔恋をした

背伸びして君を優しく抱き寄せたそれが最後の抱擁だった

サヨナラと書き出し気付く今更に君をこんなに愛してること

風の音空の模様を伝えたいたった一人の君失った

雑踏にまぎれて離れた二人の手あの日心も見失ったね

現実の距離に比例して二人心の距離も開いていった

優しさという勘違いしてきたね傷付け合っただけなのに

お揃いが嬉しくて選んだこの煙草今では血色

珈琲と煙草の苦さを分け合ったあの日は二度と戻ることない

君の手があんなに優しくなかったら別れることも出来たのに

花冷えのベランダ星が降る夜は君の倖せ祈る僕です

薄氷軋んで割れる音がする僕らの心も同じだね

卑怯だと分かってたけど言えなくて君に最後の言葉言わせた

幸せに涙出来る人間になれているかな未来の僕は

乗り越えることが出来ると信じてたけれど疵痕深すぎた

待つことに疲れています摩耗して擦り切れていく心抱えて

僕のこと嫌いになったらそう言って訳も分からず待つよりいいから

青空に溶け込むように両腕を広げて背伸び今日が始まる

もういいよ何度も言いかけ飲み込んだ相変わらずの意気地無し

冷たいね言葉もくれず悪びれず所有権だけ主張する

君想う呼吸(イキ)が苦しくなるほどに未来はないって分かってるのに

倖せになれる気がして跳び越えたあの日の勇気何処か消える

僕の愛リサイクルは出来ません燃え尽きたあと消えたから

いつまでも鳴らぬケータイなど不要(いらぬ)いっそ壊してしまおうか

この冬は治る見込みのないままに心の風邪をこじらせました

くだらないことに拘る君のこと突き放したのは苛ついたから

この碧に融け込みたいと指先を浸して海の静けさを知る

切り裂いて心の疵を膿ませたら破傷風で死ねますか

透明なゼリィの中で震えてる僕という名の真っ赤なハート

大声で叫んで泣いて苦しんでそれほどの価値あるのか恋に

悪かったなんて思ってないくせに口先だけで謝らないで

裏切りを当然のように言わないで僕は使い捨てじゃないから

奸計を仕掛けたつもりでいたくせに気付けば破滅への路辿る

微苦笑を漏らして君の手が僕の身体をそっと引き離す

もし君の心を測る物差しがあれば目盛りは零を差すかな

甘さなどないに等しき裏切りに氷の論理僕を貫く

忘れたい君との想い出消し去ってこの苦しみから放れたい

ねぇ僕に愛想が尽きたのだからもうメール送ってくれないの

「忙しい」その一言でもいいんです無視されるよりは救われる

知らぬ間に君を怒らせたのかなぁもう分からないよ何もかも

いつだって他者を妬んで生きている僕に倖せなどあるはずもなく

こうしてる今も結局君のこと考えている恋し焦がれて

分かってる認められない恋だってそれでも君が欲しいんだ

倖せになりたかった本当にそれだけなのに叶わなかった

君がもし僕を選んでくれたなら全てを棄てて飛び出したのに

なによりも知りたかった「愛してた?」それだけのこと聞けずに終わる

そうやって僕の気持ちを適当に処理しないでよお願いだから

ギチギチと痛む心は誰のため愛してるのか憎んでるのか

現実を君失って生きるにはどうすればいい模索している

どれだけの言葉を君に送っても決して戻らぬ返信哀し

寂しいよ独りぼっちは嫌いだよお願い誰か愛してよ

忘れたりしないよだって一日中君を想っている僕だから

液晶がメール受信に変わるとき君かもしれぬとドキドキしてる

君色に心を染めて欲しかった何色も持たない僕だったから

現世(うつしよ)で叶わぬ恋をしています来世はきっと叶うと信じ

ケータイの雑音(ノイズ)に負けじと僕の名を君が何度も呼んだ夕暮れ

「せつないね」ぽつりと僕が呟けば君は困った表情(かお)をするかな